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公開してしまう備忘録

VisualStudio2008 リモートデバッグ方法

リモートデバッグはあまりやらないので、やり方をすぐ忘れてしまう。
よって手順をメモ。

環境

ローカルPC------[LAN]------リモートPC
(デバッガ)        (デバッグ対象)

同一サブネットが前提

ローカルPCとリモートPC共通の準備

コピー

以下のフォルダをすべてリモートPCにコピーする。
\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\IDE\Remote Debugger\x86

同時に、リモート側PC(デバッグ対象)にデバッグしたい実行ファイルをコピーしておく。

アカウント作成

次に、ローカルPC(VisualStudioが入っているPC)とリモート側PC(デバッグ対象)にて、同じユーザ名、パスワードのアカウントを作成しておく。

セキュリティ設定

WindowsXP以上の場合、ローカル、リモート双方で、以下の設定項目を変更。

コントロールパネル→管理ツール→ローカルセキュリティーポリシー→セキュリティの設定→ローカルポリシーフォルダ→セキュリティオプション→ネットワーク アクセス: ローカル アカウントの共有とセキュリティ モデル
[Guest のみ - ローカル ユーザーが Guest として認証する] から [クラシック - ローカル ユーザーがローカル ユーザーとして認証する] に設定を変更

ただしこの設定には注意点が。MSDNから引用。

このセキュリティ モデルを使用する場合は、コンピュータのすべてのユーザー アカウントに厳密なパスワードを使用するか、独立したネットワーク アイランドをデバッグする側のコンピュータとデバッグ対象のコンピュータにセットアップし、承認されていないアクセスを防止してください。

リモートPC側準備

デバッグサーバ起動

リモート側で、先ほどコピーしたmsvsmon.exeを実行する。

Msvsmonはユーザ名@コンピュータ名という名前の新しいサーバーを開始しました。

という一文が表示されるので、この ユーザ名@コンピュータ名 をメモしておく。

ローカル側でのデバッグ実行準備

ローカル側でプロジェクトのプロパティを開き、デバッグの欄を開く。

起動するデバッガに、リモートWindowsデバッガを選択。

リモートサーバ名に先ほどのユーザ名@コンピュータ名を入力
接続が、Windows認証でリモート接続するとなっていることを確認。
リモートコマンドに、リモート側での、実行ファイルまでの絶対パスを記入する。

デバッグ開始

リモート側でmsvsmon.exeが起動している状態で、普通にデバッグを開始する。リモートPC側で実行ファイルが起動する。

以上。